身近なクラウドを活用する

一番身近にあるクラウド型のサービスと言えば、それはWebメールでしょう。ちょっと前述しましたが、Yahooメール、Gmail、gooメール、Hotmailなど一般的にWebメールと呼ばれているサービスはやはりクラウドの代表です。

 

以前でしたら、パソコンメールを見るには、パソコンにインストールしてあるOutlook Expressなどメールソフトを起動させて、送受信メール自体もパソコン内のハードディスクに保存していましたが、Webメールは、メールはインターネット上のメールサーバー内にあるので、自宅でも外でも機種を問わずに最新のメールボックスを見ることができます。添付されたファイルも一定容量までそのままで保管されています。

 

最近ではワープロや表計算もクラウド化しつつあり、本来なら定番オフィスソフト(Word、Excelなど)で行うワープロや表計算も、特別な作業でなければ、クラウド型のサービスで十分です。

 

無料で使える「Googleドライブ」なら、パソコンのWebブラウザー画面が、そのまま表計算やワープロになります。作成した文書や表もインターネット上に保存することができます。

 

クラウドのソフトはインストール不要なのがメリットで、パッケージソフトのように購入時の負担もありません。モバイル自体のメモリー負担もありません。日本ではまだですが「Google Music」や「iTunes Match」などクラウド型音楽サービスも注目されつつあります。

 

今まではMP3の楽曲データを取り込んで使用していましたが、自分が所有する楽曲データをインターネット上に保存できれば、音楽ライブラリーから場所や機器を問わずに好きな曲を聴くことができます。

 

スマホとパソコンの連携作業も、インターネット上に写真や文書ファイルを保存すれば快適になります。スマホで撮った写真はその場でクラウド型のオンラインストレージサービスにアップロードすればいいわけで、後から家のパソコンで画像編集できます。とうとうUSBケーブルでつなぐことも不要になってきたのです。こうしてクラウドはその利用価値がどんどん高まってきています。